こんにちは、涙子です。
昨日、タイトルの事件についての控訴審判決が大阪でありました。
被告が心神耗弱状態だったとした17年3月の一審、和歌山地裁判決を破棄。
完全責任能力を認めたものの、一審と同じ懲役16年を言い渡したというものです。
被害者の方は、本当にお気の毒だと思います。
決して起こしてはならない事件です。
でも、ニュースを観ていて少し引っかかる点がありました。
それは、発達障害の影響で、殺害を決意したように報じていたからです。
まるで、発達障害者の全てが犯罪を犯す人のような報じ方に聞こえました。
日頃、発達障害の人と接する機会がない人たちが、あのニュースをみたら、間違いなく誤解をするでしょう。
発達障害の人を、ものすごい偏見の目で見るでしょう。
凶暴な人がいるとしたら、それは、ほんの一握りだと思います。
それが、あたかも全てであるかのような報道は、余計な偏見や差別を生むだけです。
発達障害の人たちは、そうでない人達よりも、多くの苦しみを抱えながらも、懸命に生きています。
私には、発達障害の息子がいます。
息子が発達障害と診断を受けるまで① - ぽろぽろ涙子今日も行く
手に障害があります。
息子が買い物をして、レジでお金を払う時に、息子の手を見て「えっ?」とか、「わっ!」とか「ゲッ!!!」と言われたことがあります。
気持ち悪いものを見るような目で息子の事を見ていました。
その時の息子の悲しそうな顔。。。
私は忘れることはできません。
発達障害もそう。
息子が世間から、そんな風にみられるかと思うと、とても、とても悲しくなります。
ある方から、発達障害は昔の8倍に増えていると聞きました。
これからも、どんどん増え続けるのかもしれません。
世の中は、そういう人たちを偏見の目で見て、どんどん排除していくのでしょうか?
私は、排除ではなく、共存することこそ私達には未来があると思います。
報じ方ひとつで、全てが変わってしまうこともあります。
改めて、報道の怖さを感じました。
メディアの方には、上っ面だけで報道するのではなく、広い視野で報じていただきたいです。
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