ぽろぽろ涙子今日も行く

乾癬発症から完治に向けて20数年の記録と人生色々雑記ブログ。

【育児】短指症に生まれて

こんにちは、涙子です。

 

皆さん、短指症ってご存知でしょうか?

先天性の奇形で、手足の一部が欠損しているものをいいます。

 

これからお話しするのは、息子の小さい頃のお話です。

 

私の息子は、短指症として生まれました。

生まれつき片手の指が、全て第一関節までしかありません。

 

生まれて初めて手を見たときは、とてもショックでした。

入院中は、産後うつのせいもあってか、泣いてばかりいました。

 「五体満足に産んであげられなくて、ごめんね。ごめんね。」と。

 

すぐに大きい病院の形成外科を紹介され受診しました。

そこでの診断は、特に何も治療できるものはない。現実を受け止めて今ある指を器用に使っていくしかない。と言うものでした。

 

「やっぱりかー。」

 

でも、私は淡い期待を込めて、「普通の手にする方法はないのでしょうか?」と思わず質問してしまいます。

 

先生:「あるわけないでしょ!仮に方法があったとしても、手に無理やり何かをくっつけるだけ。それは言うならば、使わない車をずっと家に置いている状態と同じです。それは、邪魔なだけで、何の意味もないでしょ!手も同じだよ!」

 

もしかしたら・・・という淡い期待は見事に打ち砕かれたのでした。(+o+)

 

わかってる。そんなこと。

・・・でも聞かずにはいられなかった。

 

 

手をうまく使えていくか、とても不安でしたが、不安をよそに息子は器用に手を使いすくすくと成長してくれます。

 

でも、やっぱり試練もありました。

4歳の頃です。

保育園で周りのお友達から、「手が小さいね。手が短いね。手が変だよ。おかしい。変!変!」などと、日常的に言われるようになりました。

息子は、下を向いて反論もできず、無言で立ち尽くしているだけのようでした。

 

そしてある日、ある女の子が、私にしつこく聞いてきました。

 

女の子:「何で手が変なの?どうして違うの?」

 

私:「妊娠中にお腹の中でけがをしたみたいなんだぁ。原因はお医者様にもわからないの。だから、将来あなたがお医者さんになって原因が何か調べてくれないかな?」

 

女の子:「(静かに)うん・・・。」

 

とだけ言って、立ち去っていきました。それから彼女は、二度と私に聞いてくることはありませんでしたが、やっぱり子供は正直だなぁ~。と思った出来事でした。

 

5歳になった頃、息子はよく自分の手をじーーーーっと眺める日が多くなりました。

 

恐らく、日常的にお友達から色々と言われていたのでしょう。

 

そしてある日、自分の手を眺めながら私に聞いてきました。

 

「お母さん、このお手てはいつ大きくなるの?頑張ってご飯も食べているのにどうして大きくならないの?」

 

息子は、嫌いなものも我慢して食べていれば、いつかみんなと同じ手になると思っていたようです。

 

私は涙が出るのをこらえるのに必死でした。そして、

 

私:「この手は、どんなに頑張っても大きくなることはないんだよ。周りのお友達のような手になることはないよ。でも・・・でも・・・、お母さんはこのお手てを見ていると、元気が湧いてくる。お母さんは、あなたのお手てが大好きだから。」と。

 

涙が溢れました💧

 

息子はショックだったのか、自分を納得させるためなのか。「そっか。そっか。」と何度もつぶやいていました。

 

私は、ただ抱きしめることしかできませんでした。

 

息子はそれ以来、決して手の話はしなくなりました。

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