こんにちは、涙子です。
前回は、会社の相談窓口の調査が始まり、こちらが通報した内容を全て、あろうことか、相手方Aに漏らしてしまったところまでを書きました。
ことのはじまりはこちらから↓
前回のお話はこちらから↓
相手方にこちらの出方を全てばらされてしまった私は、絶望感でいっぱいでした。
Aの聞き取り調査が行われる前に、調査担当者がAに通報内容を全てばらしてしまったのです。
えっ!?調査担当者もグル???
Aはあの手この手で、言い訳を考えてくるに決まっています。
これでは、ダメだ。
全部、会社に握りつぶされてしまう。。。
労働局に個別労働紛争解決制度があることを知る
どうしよーー(´;ω;`)ウゥゥ
どうしたらいいのよーーー??
私のような前例がないかネットでいろいろ調べてみた。
凄まじい闘いをされた方のブログを発見!↓
検索したら、厚生労働省のホームページがヒットした。
そこで、個別労働紛争解決制度があることを知りました。
これは、労働局の中に、総合労働相談コーナーという所があり、そこで、労働問題に関する相談、情報提供をしてくれるところです。
また、紛争解決援助の対象となる事案については、直接会社に対して、助言指導をしてくれる制度です。(全て無料です。)
これだ!この制度を利用してみよう。
制度の詳細説明はこちら↓
労働局の総合労働相談コーナーに相談する
いくら、Cさんが味方になってくれたからと言って、Cさんが問題を解決してくれる訳ではありません。
思い切って、労働局に相談してみようと思いました。
裁判は最終手段だ。
裁判はお金も時間もかかるので、出来れば避けたい。
相談するなら、タイミング的にも今だわ!絶対!
会社が私に不利な結論を出してしまう前に、労働局から、事態の打開を図るべく今の厳しい状況に風穴を開けてもらいたい。
そのためには、できるだけ早く相談した方がいいと思いました。
すぐに電話をしました。
最初は、間違えて、労働基準監督署に電話をしてしまいました。(;^_^A
労働基準監督署は、法違反に対する指導を行っているところで、私のようにハラスメント等の職場環境に関する紛争、解雇、雇止め等の労働条件に関する紛争は、労働局の総合労働相談コーナーが窓口となります。
間違って労基署にお電話をしてしまいましたが、すぐに労働局の総合労働相談コーナーを紹介して下さいました。(よく間違ってこちらに電話がかかってくると言われてました。)
まずは電話で状況を説明し、打開策がないか相談をしました。
通常は相談だけで終わることが多いそうなのですが、私の場合は、過去の裁判例なども挙げて、紛争解決援助の対象になるので、窓口に来て、証拠を提出していただければ、すぐに会社に対して助言指導を行いますと言っていただきました。
もうダメだと半分諦めていたので、嬉しさよりも、正直ホッとしました。
早速、労働局に行き、電話で相談した内容のさらに詳細の話と、証拠品を提出しました。
相談員の方は、内容が内容だったこともありますが、とても親身になって、こちらの気持ちに寄り添った聞き方をして下さいました。
労働局への相談は気楽にできますが、証拠がないと、なかなか助言指導まではしてもらえないようですので、労働局に助言指導をお願いする時は、必ず証拠を集めてからにして下さいね。
私の場合は、証拠メールは印刷し、会話の録音データは文字起こしをして持参したので、すぐに動いていただくことができました。
会社に対し、助言指導を入れてもらう
労働局の方は、会社に対し、すぐに指導を入れましょうと言って下さいました。
ただ、会社に指導を入れる前に、「指導を入れるということは、事を大きくすることになります。その覚悟はできていますか?」と念押しされました。
労働局に相談したことで、会社が私に対して不利益な扱いをすることは法律で禁止されているけれど、実際は、私は、会社側からは相当煙たがられる存在になるかもしれないことを心配されたからです。
そうですよね。。。
事態を打開したいから通報しているのに、今より状況が悪くなってしまったら最悪ですもんね。
でも私は、「覚悟はできています。お願いします。」と即答しました。
ここまでやったら、やるしかないと思いました。
でも、内心は、ドキドキしていました。
もし、うまくいかなかったらどうしよう。。。
いや、もう開き直るしかない。
もともとクビになる予定だったんだから、上手くいったらラッキーぐらいに思っておこうとか、いろんな思いが渦巻いていました。
指導を会社側に入れる前に、会社側の誰とどのように交渉をするのかとか、指導を入れるタイミングは〇月〇日何時ごろにする理由とか、事前説明をしていただき、労働局から、迅速に会社の調査担当者宛に助言指導をして下さいました。
そして、指導後は、すぐに私にどのような話をしたか、どういう返事をもらったのか、結果をフィードバックして下さり、今後私がどのように動いていったらいいのか、具体的なアドバイスをして下さいました。
とても心強かったです。
精神的に、一番辛い時期でしたので、あの時の労働局の担当者は、神様にしか見えませんでした(´;ω;`)ウゥゥ
状況が変わり始める
労働局から、派遣先の会社に指導が入ってから、調査窓口の担当者の態度が変わりはじめました。
会社として、このままでは、まずいと思ったのでしょう。
急に優しい態度になってきて、ビックリしました。
労働局からは、派遣元へも指導を入れてくださいました。
当初の派遣元の私に対する対応は、お粗末なものでしたが、指導が入ってからは、コロッと態度が変わりました。
労働局の力、恐るべし!!
指導されると、こんなにすぐに、会社側は態度をかえるんですね!!!
あくまで、私の会社の場合です。
会社や労働局に通報する前に準備しておくこと
ここで、通報する前に準備しておく事について、書きたいと思います。
通報する際には、言った言わないの水掛け論にならないように、証拠をきっちりと揃える必要があります。
証拠が一つでもあれば、それが決定打となり、展開が大きく変わります。
これから、通報する予定の方は、是非入念な準備をしておくことをお勧めします。
証拠となるメールは、全て印刷し、いつでも提出できるようにしておくこと。
証拠を残せなかったものについては、手帳に日記のように何月何日こういうことをされたと、残しておくこと。
取れる時には、音声データを残しておくこと。(ICレコーダーは必須です!!)
音声データは、相手に証拠としてすぐに提出できるように、文字起こしをしておくこと。(これが結構つらかったです。嫌な声を何度も聞くことになるので。。。)
私の会社の場合は、調査の議事録については、一切公開してもらえなかったので、裁判になったことを想定し、会社の調査担当者とのやり取りについても、全て録音しておきました。
これは、家に帰って調査の担当者とのやり取りを聞き直すことで、緊張状態の中での話も、後で冷静に話の内容を振り返って分析できたので録音しておいて、よかったと思っています。
つづく・・・。
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